台南から北へ5駅、電車に揺られて善化へやってきました。區間車で30分ほどのショートトリップです。向かう先は台湾啤酒の善化啤酒廠。宜蘭のKavalanに続いて、台湾でふたつめの工場見学です。
駅から徒歩で20分
いつものようにGoogleマップで検索するものの、善化車站からの公共交通機関が提示されず。試しに徒歩ルートにしてみると20分ほどの距離だったので、駅に荷物を預けて歩いて行くことにしました。
なぜか善化の行李房は改札内にありました。
小さな駅で目的地のある後站には出られなかったので、駅南側の跨線橋を渡ります。道は一本。成功路をひたすら歩けばたどり着きます。
勝手に入っちゃう
ビール瓶を形どった「善化啤酒觀光工廠」という看板が目印。
特に守衛所らしきものも見当たらず、見学ルートを示す案内板の指示に従ってまずは啤酒文物館へ。見学は予約者用のルートと自由見学のルートとがありますが、言葉がわからないので予約などできるわけもなく。。。
文物館には小さなライン設備や缶で作った細工物、販促用らしき小物などが展示してあります。
台湾啤酒の歴史を見ると、元は日本の会社だったみたい。日本統治時代にビールを飲む習慣がもたらされたようです。
朝から飲んじゃう
案内に従って產品推廣中心へ。ちょっとした一角にいくつかテーブルがあって、カウンターで買ったものをそこで飲めるようになっています。女性がひとり、飲んでいるのはチューハイか、ジュースなのか?
売り場には高そうな酒瓶がたくさん陳列されています。台湾啤酒とは関係があるのかな?
さらに案内に従って餐飲區へ。お店の人に声を掛けられたので、Google翻訳を使って「見学に来ました」と伝えると親切に「あっちの展示室だよ」と教えてくれます。
いや、もう見たんですけど。ダメもとで「工場見られる?」と聞くもやはりダメなようで。見たきゃ予約するしかないね。
カフェは開店前なのかよくわからなかったけど、席を指さして「OK?」と聞くとメニューを持ってきてくれたので生ビールをひとつ注文して一息つきました。
カフェではここで作ったものなのか、パンがたくさん売られていました。発酵食品つながりの事業かな?
そのパンを買ってカフェの外にあるちょっとした広場で朝のおやつタイム。
バスで帰ろう
工場のサイトにも特に記述はなかったと思うんですが、工場の真ん前に大台南公車のバス停があります。
緑支線の緑2と緑4、橘支線の橘幹線と橘2、橘5の合計5路線。それぞれはまばらなダイヤですが、どれでもいいやとなればそれなりに本数はある感じ。とはいえ時間帯によっては全くダメですが。
というわけで20分ほど待ちましたが、無事にバスに乗って駅まで戻ることができました。
大台南公車はアプリでバスが来る時間がわかるので、バス停で待っていなくても大丈夫。
というわけで、小さい工場ですが自由に見学できてちょっとした食事や休憩もできる善化啤酒廠、台南で半日ほど時間があるのなら、立ち寄ってみるのもいいんじゃないかな?