まだお昼前でまっすぐ帰るには早い時間。ということで地図を眺めて目についたところに立ち寄りながら、馬公を目指すことにします。
澎湖ツーリングのススメ(前編)はこちら。
戦争の爪痕
灯台の手前には西臺餌砲というのがありました。Fake cannon。コンクリート製の偽物です。
どのくらい効果があるのか知りませんが、敵を欺くために作ったそうです。大戦中に台湾を統治していた日本軍は澎湖にも駐留してこんなものを作っていたんですね。
さらに西嶼の東側を走っていると、西嶼西臺、西嶼東臺などの要塞も見ることができます。
西嶼西臺は道の駅みたいになっていて、建物の屋上から遠目に大砲を見ることもできますが、入場料を払えばすぐそばまで行けますよ。
この日は平日だったので、大人一人25NTD。
園内に入ると素掘りの壕の中に入ったり、壕の上に上って大砲を間近に見ることができます。脇の弾薬庫にはダミー(だよね?)の砲弾がたくさん置いてある。
もう一方の西嶼東臺の方は脇道を逸れたところに小さな駐車スペースがあるだけなので人も少ない。とは言え月火休みの兵房エリアが観覧不可だったからなのかもしれない。
駐車スペース脇からちょっとした兵舎だか弾薬庫だかやら、防空壕やらを見学できたので少し見て回る。
いずれもこの長閑で能天気な風景には似つかわしくない施設です。朽ちててよかったね。
阿華便當でランチ
西嶼東臺へ向かう途中、「そろそろご飯でも」と思いながら走っていて阿華便當という看板を見つけました。内用できるかな?とスクーターを停めて店内へ。
肉燥飯というのを頼んだら湯が付いていました。
二人ほど弁当を買いに来た人以外、お客さんもいない超ローカル店舗でひとり昼ご飯を食べるのでした。。。
大菓葉玄武岩に行ってみた
ふらふらと走っていたら見覚えのある案内が目についた。大菓葉玄武岩。確か柱状節理だったはず。
大菓葉玄武岩のすぐ脇を大型車通行不可の細い道が通っていて、スクーターがたくさん路駐していました。ぽいと停めてすぐに見学することができます。
普通に触ってもOKなので、みんな岩壁の前で写真を撮っています。
二崁古厝を歩いてみた
大菓葉玄武岩からさらに先へ進むと台地に出ます。牧草地帯のようにも見えるけどいるのは牛のオブジェ。
パラパラと家屋が見える中、またまた見覚えのある案内が。二崁古厝。しばらく走ると観光バスがたくさん停まっているところに出ました。スクーターを置いて集落の中へ入ってみます。
石造りの町並みは石垣島のよう!…行ったことないけど。
名産なのかろうそくみたいに太い線香を干していたり。
何かのジュースを売っていたのでじっと見ていたら試飲を勧められ、結構おいしかったのでお買い上げ。
ここ澎湖はこの時期暑くていいんですが、冬場はすごい風が吹くようでこれらの石垣はその風から町を守る役目があるんでしょう。
通梁古榕に立ち寄る
澎湖跨海大橋に戻ってきたのは午後1時半。もう一声寄り道しましょうとあてもなく海辺へ下りてゆくと人だかりが見えました。
大きな木陰に人がたくさん。ここは通梁古榕。お寺の前にあるガジュマルのような樹が藤棚のようになっていて、快適な木陰を作っています。
グリーンだけど透明な海を眺めてひと休みしたら帰途につきます。
反省会
相変わらず馬公の町に入ると道がわからずうろうろしてしまったけれど、どうにか六合租車公司までたどり着き、事故もなく無事にスクーターを返却。
楽しかった!!
ということでBarのサインに引き寄せられて、ふらふらと入ってゆきます。ツーリングは早めに切り上げて、明るいうちから角打ちです。
今回の反省点:炎天下を日焼け止めなしに走らない!!めちゃめちゃ痛くなりました。。。