マルコポーロ1号、中国語では马可波罗一号と書きます。中国の厦门と台湾の金門島は海を隔ててほんの10km程度。香港とマカオよりも近い。
ということで今回、船で越境してみました。
五通港でチケットを買う
フェリーは厦门の五通码头から出ています。港まではバスで移動しました。
厦门の中心地、梧村汽车站付近からバスで揺られること1時間ほどで到着。五通码头が終点です。
船に乗れないと困るので今回は前日に座席予約に来ました。入口を入って目の前にチェックインカウンターらしきものもあるけれど、右手にずらりと並ぶ旅行代理店。
いまいちシステムが良くわからないまま、小姐が声を掛けてくれた一番手前の代理店で予約してみる。
適当に「我要明天的票…」とかなんとか。。。
「幾點?」通じた。(〃∇〃)
昼前後が良いなと思って「正午」って筆談してみるも伝わらず。そりゃそうだ。午前は上午、午後は下午。その法則から行くと正午は中午だからね。「正午」ってなんだよ(wってなる。
それでも11時半の船を押さえることができました。ちなみにカードは利用不可。残り少ない人民元でお支払い。160元だったかな。
「乗船1時間前までに来てね」とメモ書きされた引換券をもらいました。筆談可能ってのは日本人の特権だな。厦门千正票务っていうのがこの代理店の名前かな?
フェリーに乗る
翌朝、遅刻しちゃいけないと早めに出たら1時間前どころか2時間前に着いちゃう。
昨日と打って変わって混んでる。金曜の朝なんだけどなぁ。特にすることもないので昨日のカウンターへ乗船券引き換えに向かうと10時の便に変更してもらえました。漢字単体では一部意味がわからないものの、状況からなんとなく推測できるでしょ?
「要提前嗎?」は「早いのに変える?」だし、「稍等我去換票」は「チケットに換えてくるからちょっと待ってて」だ。「待つ」という動詞が「等」だと知っていれば「稍」が「ちょっと」だとわからなくてもだいたい理解できる。
パスポートを預けて待つことしばし。ボーディングパスをゲット!
出港時刻まで30分を切っているけれどセキュリティチェックの長い列。ここをクリアすると出国審査です。
ここでの失態は出国カードを書いていなかったこと。幸い出国審査は混んでいなかったので、カードを記入して再トライしてもなんとか間に合いました。
ほとんど最後尾になったので席が空いていなかった(正確には座席に荷物を置いている人もいたので空いてると思う)のですが、あぶれた10人ほどは船首側の貴賓室に通されました。ラッキー!
下船は最後だったので一般席はガラガラ。このくらいの広さの船ですよ。
水頭港に荷物を預ける
船に揺られること30分程で金門島の水頭碼頭に到着しました。
飛行機と違って入国カードが配られないのでここでも入国審査前のカウンターで書類記入します。大して混んでいないからどうってことないですが。
水頭碼頭は金門島の中心地からは外れていてバスで20分ほど掛かります。このまま宿へ向かってもいいのですが、近くにちょっとした集落があるようなので観光してから移動したいもの。なので荷物を預けて行きましょう。
到着ロビーで金門島のガイドマップを貰ってから案内所でロッカーがないか聞いてみました。この普通な感じの建物が到着ターミナル。
どうやら左側の出発ロビーの建屋にロッカーがある模様。出発ターミナルは船っぽいデザイン。
行ってみると12個あるロッカーにはどれも鍵がついていない。
隣の護理站に服務台で荷物を預けたい旨伝えてみると近くにいた日本語ができる親切なおじさんが係の人に話をしてくれました。
このロッカー、コインロッカーではなくていちいち係の人が鍵束を持ってきて開け閉めしてくれるタイプ。そして無料。というわけで無事荷物を預けることもできました。
ちなみに中心地へ向かうバスは金門島観光公車の7Aに乗ればいいよ。
所要時間はこんなにはかからないけれど、ちゃんとGoogleマップのルート案内にも出てきます。