今回澎湖へ行くにあたり公共交通機関が期待できないため、バイクを借りることにしました。
台湾はジュネーブ条約加盟国ではないので国際運転免許での運転は許可されていません。(どのみち持ってないけど)ところが二国間協定により、2008年からお互いの国の運転免許証に対してそれぞれ翻訳文があればお互いの国で自動車を運転してもよいということになりました。
翻訳文はJAFで入手できる
上記翻訳文は誰が翻訳したものでもいいわけではなくて、しかるべき機関が翻訳したものしか有効ではありません。日本側はJAFの各支部が担当します。
平日の9時5時で免許証を持参して、基本的にその日のうちに翻訳文が入手できるらしいです。
…らしいです。ってのは実際にはやってないから。JAFのサイトにはそう書いてある。
日台交流協会台北事務所へ行ってきた
今回澎湖行きを急遽決めたので、日本で翻訳文を手配することができませんでした。が、日本のゴールデンウィークは台湾の平日。ということで台湾側の翻訳担当機関である日台交流協会で翻訳文を手配することにしました。
日台交流協会は台北と高雄にあります。今回台北松山機場から澎湖に飛びますから、その日の朝に台北事務所に行くことが可能ですね。
日台交流協会のサイトによると台北事務所はMRT忠孝復興站の近く。JAF同様に平日の9時5時が営業時間です。
ということで月曜日の朝9時、現地へ行ってみました!
凄い人だかり!
事務所の人が中国語で何かを説明しています。何言ってるかわからないけど、この列に並んでいたら日が暮れそう。事務所のビルを回り込むように列が伸びています。
事務所の人に「えくすきゅーず、みー…」と運転免許証を取り出して声を掛けると日本語で「翻訳文ですか?こちらへどうぞ」とビルの中へ招かれました。
朝一で行けば1時間半で発行
全く偶然ですが、この日はワーキングホリデービザの受付日だったようで並んでいたのはその申請者の皆さん。運転免許証の翻訳文のほうはガラ空きで、番号札4番を貰いました。
カウンターにあった申込書に必要事項を記載して10分ほど待っていると順番が回ってきました。
書類とパスポートと運転免許証を提出すると、簡単に確認したのちパスポートと引換証を返してくれました。「10時半に出来上がりますから、そのころ取りに来てください」
超簡単!
指定時刻にふらりと戻ってきて、再び番号札を貰うと20番。日にもよると思いますが、台北事務所での翻訳待ちはこのくらいの人数みたいですね。1時間当たり10人前後ってところ。
順番がやってきて引換証とともに570NTDを支払うと、翻訳文が入手できました。JAFの3分の2の値段ですよ。
無理矢理有給取って日本で準備するよりも、現地時間で14時頃台北松山機場着の便で平日に入国して、その足で日台交流協会へ行った方が良さそうです。
翻訳文の効力
この翻訳文は入国後1年間有効ですが、日本国籍の場合ノービザなら90日しか滞在できないので、普通は有効期間を気にする必要はありませんね。
注意点としては翻訳元の免許証の記載内容が変わったら、翻訳文は無効になるというところ。免許の書き換えだけでなく、住所変更などの裏書き追記でも無効になってしまうそうです。
台湾国内で運転するときは、オリジナルの免許証とともにこの翻訳文とパスポートを携帯する必要があります。
ちなみに、免許区分の違いにより普通二輪免許は台湾では550ccまでOKみたいですよ。