11月の3連休、どこへ行こうか悩んだ結果、船に乗ることにしました。長距離フェリーもどんどん廃止されている中、ちょっぴり豪華を売りに今も運行中の太平洋フェリー。名古屋と仙台と苫小牧を結ぶ航路です。今回は仙台から苫小牧の区間を乗ってみました。
仙台港フェリーターミナルから乗船
仙台港フェリーターミナルは仙台の中心部から東に外れたところにあります。仙台駅前から路線バスが出ていますが、今回はちょっと時間が合わなかったので途中まで仙石線で中野栄駅まで行って、そこからバスに乗りました。
どうやら仙台からのバスは夕方の渋滞で相当遅れていたようで、仙台では乗れなかった1本前のバスが30分ほど遅れてやってきました。
ターミナルに着くと乗船開始まであとわずか。巨大なフェリーが横付けされています。
さっそくネット予約した内容で一旦乗船券を購入。乗船票に予約番号を書いて、予約時に決済したクレジットカードを渡すと発券されました。
船室アップグレード
個室は定員2名以上からなので、予約時に一人でこれを押さえることはできません。しかし出港時に空きがあれば差額を払ってアップグレードができます。
今回仮押さえしておいたのはS寝台。A/Bのような開放寝台ではなく、ロールアップスクリーンで個室っぽく使える寝台です。以前泊まったファーストキャビンを少し狭くしたイメージ。
ベッドに荷物だけ置いて軽食コーナーで晩酌しながら出航を待っていると、アップグレード可能のアナウンス。今回は差額4,600円を追加して窓付きアウトサイドの1等船室にしてみました。
小上がりが付いていてソファベッドを展開すると3人いける部屋を独り占め。昼間、ニッカの宮城峡蒸留所で仕入れたその名も宮城峡をチビチビやりながら、のんびり過ごしました。
ロビーでピアノステージ
夜のラウンジではラウンジショーをやっていたんですが、残念ながら今回は見ることができませんでした。でも朝のピアノステージは参加しましたよ。
というかロビーで軽く朝ごはんを食べて、そのままダラダラと過ごしていたらステージの準備が始まり、ピアノステージへとなだれ込んでゆきました。
フェリーというと昔の感覚でバイクやクルマの航送が主目的な感じだったんだけど、こういうクルーズっぽい使い方もいいもんです。
通信環境など
船内ではキャビン以外の共用スペースで無線LANが使えます。有料ですが24時間で980円。SNS中継用に購入してみたところ、結構快適に使用できました。が、普通にドコモの電波入ります。auのVoLTEはダメでしたが、沿岸を航行している分には普通に携帯電波掴むのね。
それからテレビ。これもデジタル化のおかげか全然問題なく視聴できます。時代は変わりましたね。
苫小牧港に到着
日も高くなってきたのでデッキに出てみたものの、11月の北海道沿岸は寒いです。ぽかぽか暖かければね、いい場所なんですけどね。
そんなこんなしているうちに定刻通り苫小牧港に到着しました。そろそろ旅も終わりです。
ターミナルビルに入ると苫小牧ポートミュージアムの看板が目に付いたので、行ってみます。苫小牧港やフェリーの歴史が展示されていたり、メモ書きされた海図が展示されていたりしてこれまた楽しいエリアです。
到着したらすぐにドライブやツーリングに走り出してしまいがちですが、ちょっと立ち寄ってもいいんじゃないかな?展望デッキもありますよ。
さて、湾を挟んで反対側に、海鮮でも食べに行きますか!