5回目の訪台。特にどこへ行こうというのもなかったのだけれど、昼過ぎに台北松山機場(Táiběi sōngshān jīchǎng:日本語では台北松山空港)に降り立ったので近場の温泉地、北投温泉(Běi tóu wēnquán)に行ってみました。
MRTで行こう
北投站(Běi tóu zhàn)はMRT淡水線(ラインカラー赤)で台北中心部から30分足らずで行けます。温泉街の新北投站(Xīnběi tóu zhàn)は北投からの支線で一駅。歩けない距離ではないけれど、この線を走るMRTはラッピングや内部装飾がされた特別車両なので乗ってみるといいですよ。
今回泊まったのは新北投站近くのAqua Bella Hot-Spring Hotel。狭い階段を上って行きます。
観光地だけあって英語のコミュニケーションは問題なし。むしろこちらのほうが…。
いわゆる日本の温泉宿と違って、部屋風呂に温泉が引いてあるタイプ。それはそれで嬉しいんですけどね。大浴場に入りたかったら加賀屋とかに行かなきゃだけど、値段がね~。
北投温泉博物館と地熱谷
ここ北投温泉はもともと日本統治時代に拓かれた温泉地とのことで、当時の共同浴場が温泉博物館として無料一般公開されています。
靴を脱いで上がるとお座敷があり階下にいくつかの浴槽。博物館なので入浴はできませんが。
古い建物は味があっていいね。
更に山の方へ進むと地熱谷(Dìrè gǔ)というのがあります。入り口付近にはお土産物屋さんなどがあって、少し歩いてゆくと温泉が湧いている池があります。
すごい硫黄のにおいと熱気。これはカメラとか傷みそうだなぁ。
北投文物館
さて、先ほど温泉博物館に展示してあった地図によると、さらに山の上には北投文物館というものや不動明王があるようです。行ってみましょう。
とはいえホテルでもらった地図では圏外になっている場所。歩くにはちょっと遠いです。上り坂だしね。
それほど車の通りが多いわけじゃなけれど、なんとなく強羅の別荘地って感じの道をテクテク歩きます。ホテルなんだかリゾートマンションなんだか。。。台北のお金持ちなんかが週末にやって来るんでしょうか?
北投文物館は和風の建物になっていて土足厳禁。入館料を払うとオーバーソックスを貸してくれます。
台湾の写真家だかの写真やら機材やらが展示されていました。カフェも併設されていてコース料理みたいなのも頼めるらしいんですが、ちょっと時間が半端だったので今回はパス。
Aqua Bella Hot-Spring Hotel
ホテル前のコンビニで缶ビールを買って帰ると「ホテルからワインとフルーツをプレゼントします」とのこと。そういえばウェルカムドリンクがあるとか書いてあったような。
って普通に4合瓶サイズじゃないですか!ビール買わなきゃよかった。フロントでオープナーを借りてありがたくいただきました。
ダブルの部屋なのでお風呂もでかい。温泉が売りなのでうちのアパートの浴室よりも広そうなバスタブ。贅沢な夜だ。
と、風呂上がりに誰かがノックしてる。ちょっとドキドキしながらドアを開けるとおやつの差し入れ。
これもありがたくいただき、非常に満足した夜でした。