台湾最終日、台北(Táiběi)の東門(Dōngmén)付近に宿をとりました。「晩ごはんをどうするかな?」とホテルを出ると通りの向かいにバーっぽい明りが。
紅館東門店
路面側はガラスになっていて中がよく見える。壁にはたくさんのボトルが並び、中央にカウンターが一本。そのカウンターの端には女性がひとり。紅館(Hóng guǎn)というお店らしい。
思い切って入ってみた。「中で飲むの?それとも買って帰る?」みたいなことを聞かれた気がしたので、「ここで飲める?」みたいなジェスチャーを返す。
言葉が通じないのでおねえさん、英語に切り替えてきた。「Which beer do you like?」
いや、どんなと言われても英語でなんて言っていいか。。。と困っていたら「Black beer, White beer, … or Taiwan beer?」とか聞かれたので台湾ビールで。
つまみが欲しかったので「Do you have something to eat…」と言うと壁を指して「There’s menu.」と。言葉が通じなくても何とかなるもんで。
角打ち
酒屋で売り物の酒やつまみを買ってその場で飲むことを角打ち(かくうち)と言います。酒屋によっては簡単な調理をしてくれるところもある。
このお店の壁に置いてあるビールには値段表示がされていて、その場で飲めるように少しだけ小さな冷蔵庫で冷やしてある。奥のキッチンで調理してくれたつまみとともにクラフトビールを飲む。
これ、角打ちだよね。
お話ししよう
お店の真ん中を通る一本のカウンターの両側に4つづつスツールが置いてあって、その一つに腰かけて飲んでいるとカウンターの向こう側に斜に腰かけるおねえさん。
共通言語は英語しかないけれど、いまどきはみんなスマホを持ってる。こっちは日本人だから繁体字は何となく意味も分かるしね。
意外とお話しできるもんだ。
「仕事で来たの?」「台湾にはよく来るの?」「私日本行ったことないんだけど、行くならどこがいいかな?」
なんだかんだで3本飲んで、2時間以上お話してた。
楽しいね。
こういうお店もある
途中、OLらしきお客さんが来てひと瓶買って帰ったり、ビールの売り込みのお兄ちゃんがやってきたりというのも含めて楽しめました。ちなみに持ち込まれたのはベアードブルーイング。日本かよ!
ちなみにこのお店のメインはベルギービールです。
貰った名刺を見ると、師大店(Shī dà diàn)のほうは2003年からあるみたい。知らないだけで台湾にもこういうお店がそれなりにあるんだろうね。
東門店(Dōngmén diàn)へ行けばClareさんっていうおねえさんが話し相手になってくれるかもよ。