夕方花蓮(Huālián)のホテルに到着。駅から5分ほどの場所にある麗星大飯店(Lì xīng dà fàndiàn)では日本語は通じませんが、むしろそれが旅の醍醐味。貰った日本語のパンフレットを眺めて市内の観光スポットを確認します。
台湾少数民族の「原住民」表記について
東大門觀光夜市
駅から少し離れたところに東大門觀光夜市(Dōngdàmén guānguāng yèshì)というものがあるようです。バスで移動してもいいですが、街の様子も見たいので散歩がてら歩いて向かいます。
少し前までは自強夜市(Zìqiáng yèshì)というのがあったらしいんですが、この東大門夜市に変わったそうです。夜市ってそういうもんなのね。。。
観光夜市というだけあって、かなり広いエリアに屋台が展開されていて、バイクも乗り入れてこないのでゆったりと楽しめます。
しかも店の裏にかなり広い飲食スペースを取っているところもあって、やや早めの時間だったこともありのんびりと食事ができました。
夜市で飲む
台湾の人はあまりこういう場所で飲まないのか、お酒を置いている屋台が少ないです(少なくともお酒の看板出してる店はあまりない)。
で、ふと見かけた「生啤酒(Shēng píjiǔ|生ビール)」の文字につられてふらふらとテントの中へ入ってゆくと、先客のおじさんがそこに座りなと隣のテーブルを指し、お店の人に何かを告げる。黙って座ると小姐(Xiǎojiě|ウェイトレス)がジョッキを持ってきて何か話しかけてくる。
言葉通じない。。。
あきらめて小姐はテーブルを去るけれど、こっちとしては何かつまみ程度は食べたいわけで。キッチンへ行くとガラスケースの中につまみらしきものがいくつかある。ふた品ほど指差してテーブルに持ってきてもらう。
結構飲んだくれてるおじさんたちを眺めながら追加のジョッキを飲み干して「埋单(Máidān|お勘定)」。こういう飲み方、いいよね。
戦闘機と戦車と高射砲と
ずらりと軒を連ねた屋台の裏にあった食事スペースはさながらシンガポールのホーカーズのようで、「懐かしいな」なんて眺めていたら視界に入ってきたのは戦闘機。奥には戦車もあるよ。
何故かはわからないけれど、ここには台湾軍の兵器がたくさん展示してあって、柵もないから自由に触れる。子供なんか喜んで上って遊んでる。
日本なんかだと危ないから上っちゃダメ!とかなっているのだけれど、実におおらかでいいね。まぁ、物騒なんで実際に使われないに越したことはないのだけれど。
ただ、子供の遊具としてはありなんじゃないかな。大人も喜んで触っちゃう。
ショータイム
奥へ行くと原住民族の屋台群もあって、自強夜市の看板も出てる。で、物を売るだけじゃなくて歌を歌ったり演奏したりしていて、それを聞いてるお客がおひねりをあげたりする。
日本じゃなかなか大道芸にお金出したりしないけれど、楽しませてくれたからチップを払うっていうこの感覚、すごくいいな。
夜市の中心部に戻ってみたら小学生ぐらいの子がドラム叩いてたりして、結構人垣が出来てた。
これまでの夜市では見かけなかったパターンで、すごく面白かったです。