阿里山の日の出を見に行った

元々は阿里山鉄道(正しくは阿里山森林鐵路:Ālǐ shān sēnlín tiělù)というのに乗ってみたいなというのが阿里山行きの動機なんですが、阿里山といえば日の出らしいということで見てきました。

阿里山森林鐵路

阿里山へのアプローチでも少し触れたとおり、阿里山森林鐵路は本来は嘉義(かぎ:Jiāyì)から阿里山までを結んでいますが、2017年5月現在は途中の奮起湖(ふんきこ:Fènqǐ hú)までしか運転していません。この本線とは別に阿里山山中を走る支線があって、これに乗ることで日の出を見に行くことができます。

阿里山森林鉄道路線図

ホテルエリアは阿里山駅周辺にあって、ご来光列車は毎朝阿里山から祝山(Zhùshān)まで走ります。その他の支線は日中、阿里山から沼平(Zhǎo píng)間および阿里山から神木(Shénmù)間を走っています。

ご来光列車は相当な人気路線で前日に乗車券を手配しておくのが良いとのことなので、あらかじめ往復の乗車券を購入しておきました。前日の乗車券販売時間は13時から16時半の間です。

祝山往復乗車券を購入

5月連休の阿里山の朝は寒い

5月2日の日の出は午前5時過ぎということで、この日のご来光列車の発車時刻は午前4時。ホテルのルームサービスは午前3時20分にアラームを鳴らしてくれました。

前日から薄々感じてはいたんですが、やっぱ寒いです。沖縄の南にある台湾とは言え阿里山の標高は2000メートルを超えています。台北では昼間30度を超えるこの時期でも昼間の気温が20度まで上がりません。朝4時の阿里山駅は13度しかありませんでした。

もともとここへ来る予定はなかったのでアウターなんか持っていません。日本で着ていた長袖Tシャツと台湾で着ている半袖Tシャツを重ね着し、冷房避けのペラッペラの長袖シャツを羽織るだけで精一杯。周りはみんな、山用のウィンドブレーカーとかフリースとか着ているのにね。

薄着

一応当日乗車券の販売もあり、乗車券購入行列ができていました。昨日買っておいてよかったと2階の乗車口へ上がるとそれにも増して乗車待ち行列ができています。

乗車券販売窓口の混雑

乗車待ちの混雑

ご来光列車を待つ人々はホームに溢れかえり、改札の外まで行列は続きます。これ絶対乗り切らないよねと思っていたら、この日は2便出たっぽい。最初の列車で揺られること20分。祝山までたどり着き、日の出を待っていたら2便目の乗客が大勢やってきました。

阿里山森林鉄道の機関車

山頂はさらに寒い

阿里山駅の標高が2216メートルに対して祝山駅の標高は2451メートル。さらに山頂では風が吹いていて、この格好だと結構寒いです。

一応山頂には出店が出ていて暖かいものも売ってはいるのですが。。。

祝山の出店

どんよりと曇った山頂で日の出を待つこと小一時間。売店のおじさんが中国語で講釈を垂れ、みんなで晴れろ晴れろとコールするものの、この日は雲が取れることなく不発に終わりました。次回はちゃんとした装備を持って臨むことにしましょう。

日の出待ち

阿里山の日の出

神木賓館に泊まりました

前夜は神木賓館(Shénmù bīnguǎn)に泊まりました。駅の近くということでうっかり神木駅そばかと思っていたんですが阿里山駅近くのホテルエリアにありました。シャトルバスの運ちゃんが連れてきてくれていなかったら危うく道に迷うところでした。

神木賓館

部屋の雰囲気は高原のロッジといった感じ。フロントの女性はバリバリに英語ができるのでコミュニケーションの問題はありません。(むしろ当方に難あり)

部屋の様子

チェックインタイムが13時ですが、早く着いてもチェックイン手続きだけ先にしてくれて荷物も預かってくれます。

阿里山のおすすめトレッキングルートなども親切に教えてくれました。

食事だけは外で取る必要がありますが、朝も夜もレストランエリアで食事ができるので問題はないです。今回の宿泊プランは朝食付きでしたが、レストランエリアの食堂で使える食事券を貰えました。

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