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サハリンに行ってきた

2019年秋、ようやく願いが叶いました。初めてのРоссия(ロシア)、Владивосток(ウラジオストク)に行ったのも元はと言えばСахалин(サハリン)に興味を持ったから。稚内から船で行けるСахалин!それだけで興味も湧こうというもの。

残念ながら今回船では行けなかったのだけれど。。。船については去年調べたこちらの情報を見てね。

オーロラ航空で行くサハリン

去年調べたときは成田便はАвиакомпания Якутия(ヤクーツク航空)しかなかったのだけれど、今年はАвиакомпания Аврора(オーロラ航空)が飛んでいました。ここまでАвиакомпания Аврораに縁があるならそろそろマイルでも貯めようかという気になります。

金曜日、休暇を取って朝のうちに荷物をまとめ、昼過ぎに成田を目指します。Авиакомпания Аврораは成田空港第1ターミナル北ウィングでのチェックインです。めちゃめちゃ空いてる。お客さんがいないので思わず「もうチェックインできますか?」と聞いてしまったほど。

搭乗口は思いっきり端っこの第1サテライト。搭乗まで近くのスナック&カフェアビオンでのんびり待ちます。

機材はたぶんA319。往路はさほど混んでおらず、隣は誰も座らなかったので楽でした。小さな機体でモニターもないのですが、手持ちのスマホやタブレットで動画や音楽を楽しめるオーロラエンターテインメントというサービスがあります。イヤホンの提供はなさそうなので忘れずに持ち込みましょう。ロシア語をしゃべるПчёлка Майя(みつばちマーヤ)を観ました。

機内食はВладивосток便よりも軽食っぽかったので、これが晩ごはん。

今回の便はНарита(成田)16時50分発、Сахалин21時05分着(時差は2時間)になります。実際には10分程前には飛行機を降りてバスに乗っていました。入国審査は3つしかないものの、他に到着便もなくスムーズに流れて21時15分にはロビーに出ることができました。

ロビーを出て右手に案内所があったので、あらかじめ練習しておいたロシア語でバス停の位置を尋ねます。

Простите пожалуйста. Где остановка?(すみません。バス停はどこですか?)」

ロシア語で返されても何言ってるかはわからないんですが、身振り手振りでロビーを出て左手方向にあることだけはわかりました。

Спасибо.(ありがとう)」とお礼を言ってバス停へ。Аэропорт Южно-сахалинск(ユジノサハリンスク空港)のサイトの中ほどにАвтобусом(バス)の情報があり、63番、3番、8番のいずれかに乗ればいいことはわかりますが、時刻がわかりません。

しばらく待っていたのですがなかなか来ないので、「Такси?(タクシーどう?)」と声を掛けてきたおじさんに試しに「Сколько?(いくら?)」と聞いてみたら「Куда вас ★◎△※〜?(どこへ★◎△※〜?)」と、なんとなく通じたみたいなので「Белка отель.(ベルカホテル)」と告げてメモパッドを差し出しました。

600ルーブル。日本の感覚だとタクシー1000円は安い。ので「OK」と助手席に乗り込みました。

走ること30分弱。Белка отель近くでやや道に迷ったものの無事到着。「Спасибо. До свиданя!(ありがとう。さようなら!)」

ベルカホテル

今回のСахалин滞在は5日間。4連泊です。Белка отельは駅からやや離れたСахалинский Международныи Театльрыи им. А.П. Чехва(チェーホフ記念サハリン国際舞台芸術センター)」付近にあります。

街なかにありながら森の中気分を味わえるログハウス風の3階建てのホテル。今回もBooking.comで予約しました。ちなみにбелкаというのはロシア語でリスなんだって。

フロントは英語が通じるので助かります。というかВладивостокХабаровск(ハバロフスク)に比べてバーやレストランでも英語が通じる度合いが高い感じ。

チェックイン時のパスポート預かりも20分程度でOKと仕事が速いです。

シングルユースでも広い部屋。キングサイズだかクイーンサイズだかのベッド。

シャワーブースはなんだか未来的な感じのカプセルタイプ。でもこれ、Сахалинでは普通みたい。後日街なかのショッピングモールで普通に売ってるのを見かけました。

朝食は半地下のホールでのブッフェスタイル。なんとご飯と味噌汁がある!箸はないけど。

ユジノサハリンスク

詳しくは別途記事にするとして、州都Южно-Сахалинск(ユジノサハリンスク)全般について。

街なかのтуалет(トイレ)はвокзал(駅)構内を除き無料みたい。вокзалでは20ルーブルを支払いました。

街は規模の割に大きめのショッピングモールがたくさんあって、その中にもтуалетはあるし、公園にもあるので安心です。一方で3日目に訪れた港町Корсаков(コルサコフ)では公衆トイレが全く見当たらず難渋しました。ショッピングモールも見当たらないし鉄道も無人駅しかなかったのでКорсаковの街歩きは要注意かもしれません。

Трамвай(路面電車)やТроллейбус(トロリーバス)はなく、公共交通はАвтобус(バス)のみです。近郊路線は一律20ルーブルみたい。都市間はいろいろかな。

Почта(郵便局)は駅前のПлощадь Ленина(レーニン広場)向かいにある中央郵便局のほかにもあちこちに小さな郵便局が点在しています。

空港アクセス

初日は断念したバスですが、チェーホフ劇場前のバス停から乗ってみました。Аэропорт(空港)行きの表示を確認して乗り込みます。料金は20ルーブル。車掌さんは乗務していないので直接運転手さんに支払います。

バスに揺られること30分で空港に到着。

初日に教えてもらったバス停の近くで降車。教えてもらったバス停は乗車専用みたいです。市内行きらしきバスが停まっていました。

最後に、バスを降りたら空港ビルの一番左端まで移動しましょう。ターミナルビル中央の入り口は国内線ターミナルになります。到着時に入国審査を終えて出てきたのはこの国内線ロビーでしたが、出国手続きはこちらではありません。飛行機のチェックインカウンターもここにはないです。

なかなか搭乗手続きが始まらないなぁと2階のカフェでビール飲みながら待っていたんですが、案内表示をよく見たら国際線は別だということに気がついて慌てて移動しました。

お陰で搭乗手続きも出国手続きも並ぶことなくスムーズに終了しました。当然座席の選択権はなく3人掛けの真ん中の座席になりました。(泣

というわけでДо свиданя, Сахфлин!また逢う日まで!