2015年末、田舎への帰省ついでに(というか通り過ぎて)広島県は瀬戸内の島、大久野島へ行ってきました。
忠海港から大久野島へ渡る
前日呉に泊まって昼間観光を済ませてから呉線に揺られること1時間半。静かな海辺の町、忠海に着いたのは夕方でした。
線路脇をぽくぽく歩いてフェリー乗り場までやってきました。
フェリーで大久野島へ渡ります。港に着くと島で唯一の宿泊施設、国民休暇村の島内バスに乗り込みます。辺り構わず縦横無尽に遊びまわるウサギを避けて、申し訳なさそうにバスは進みます。夕暮れのヤシの木に出迎えられて、今日は早々に投宿します。
牡蠣食うて蛸食うて海ほたるを見る
お風呂を済ませて晩御飯です。冬の広島で牡蠣を食わずして何を食おうか!?あとね、瀬戸内は蛸も取れるので、このふたつを追加料理で食べましたよ。公共の宿は年末でもお安く泊まれるのでちょっと贅沢ができます。
食後は海ほたるの観賞会です。暖かい時期は海まで見に行くみたいなんですが、冬場は宿のミーティングルームでの観賞会です。
何もなければただのミジンコみたいな海ほたるですが、ちょいと刺激を与えると青白い輝きを見せてくれます。が、これって海ほたるにそれなりのストレスを与えていることになるので、お楽しみはわずかな時間。でも綺麗なショータイムでした。
ちなみに観賞会に出場してくれた海ほたるは宿近くの桟橋で採取されたそうです。魚の切り身でおびき寄せられてたっぷり捕まっちゃうんだって。のどかですね。
うさぎと毒ガス
翌朝、宿のレンタサイクルを借りて島内巡りです。意外とアップダウンがあるので迷わずアシスト付き自転車を借りることをオススメします。
ここのうさぎは本当に人に慣れていて、油断していると自転車を取り囲まれて身動きが取れなくなります。忠海港で買ったうさぎの餌をやりながら、島内の毒ガス施設の遺構を見て回りました。
それなりに朽ちていて夜とかはちょっと不気味な感じですが、それとは対照的な可愛らしいうさぎと晴れ渡って綺麗な海が平和であることの幸せを教えてくれます。
外敵がいないので本当にのんびりしてますね。瀬戸内の穏やかな気候のせいか年末なのにうさぎも走り回っていて楽しい場所でした。
日帰り客が増えてきたところで船が混む前に帰ることにしましょう。
お好み焼きを食べよう
昼前に忠海へ戻り、町をふらふら歩いて開いているお好み焼き屋へ。広島じゃけんね、お好み焼き食べんと。
お店が本当に営業していたのかよくわからないけれど、事前に注文してテイクアウトしていくお客さんはたくさんいました。広島では当たり前のスタイルなのかな?なんて思いながらそば入りお好み焼きをつまみに生ビールを飲むのでした。
「ただのうみ」って読むんだぜ。( ̄▽ ̄)