弾丸ロシア!ウラジオストクへ行ってきた(疾走編)

さて、初めてのロシアキャリアで初めての極東ロシア入りを果たしたわけですが、往路でちょっとした遅延がありまして、到着早々移動手段がないという事態に。。。

空港アクセス

Аэропорт Владивостока(Aeroport Vladivostoka|ウラジオストク空港)は市内から40kmほど離れていて、周りには何もありません。成田空港すら可愛いと思えるほどに何もない。。。

夜のウラジオストク空港

移動手段はАэроэкспресс(Aeroekspress|アエロエクスプレス)かАвтобус(Avtobus|バス)かТакси(Taksi|タクシー)のいずれか。Аэроэкспрессの最終便が17時30分、Автобусは20時が最終になります。Таксиは空港カウンターで配車してもらうと、市内どこでも1500ルーブルで行ってくれるそうです。

あとは白タク。

タクシーで市内へ向かう

もともと17時過ぎに到着する便だったのでАэроэкспрессは端から当てにしていなかったのですが、この日の遅延は3時間以上。Автобусもギリギリ無理だねという状況。

飛行機で隣り合わせた女性と「タクシーシェアしましょう」ということになりました。

ところが配車カウンターに行くとТаксиはすべて出払った状態。2時間ほど待つか、流しをつかまえるしかないそうです。今20時まわってるんですけど。

空港のタクシー配車カウンター

二人してどうしようかと思案していると「タクシーシェアしませんか?」と声をかけてきた女性がひとり。同じ便に乗っていた人のようです。街から戻ってきたТаксиに声をかけて市内まで2000ルーブルのところを1800ルーブルに値切ってくれました。「3で割れる方がいいよね」だそうです。強いなー。

みんな宿は違うのだけれど、駅近ということで行き先は「Вокзал(Vokzal|駅)!」

運ちゃんがロシア語で何かを言うのだけれど3人ともロシア語はまったくわからない。そんな中「Японий(Yaponiy|日本)」という単語を聞き取れた瞬間、「そうそう、Japan!」「Японий!」「Японский(Yaponskiy|日本)!」と口を揃えて応酬。どうにかなるもんだねぇ。

Таксиは時速140kmぐらいで夜の高速を飛ばし、40分ぐらいでВладивостокの街に着いたのでした。電車より速いじゃん。。。

遅い夕食

Вокзалに着いて料金を払い「Спасибо(Spasibo|ありがとう)」「До свидания(Do svidaniya|さようなら)」と言ってТаксиを降りると、「ご飯食べませんか?」ということになりました。

バーガースタンドみたいなところ

特に当てもないので駅前のバーガースタンドみたいなところで三人で食事。二人とも旅慣れているようで、いろんな所へひとりで行ってるみたい。宿だってホステルだのゲストハウスだの泊まるらしい。

ウラジオストク初の夕食

Такси値切ってくれたおねえさんは今回Транссибирская магистраль(Transsibirskaya magistral’|シベリア鉄道)でХабаровск(Khabarovsk|ハバロフスク)へ行くんだって!すごいね!

三人とも宿はてんでバラバラで、隣り合わせたおねえさんは駅前通りを右に、値切ってくれたおねえさんは通りを左に、ぼくは通りをまっすぐ、お互いの旅の無事を祈りつつそれぞれの宿へと向かったのでした。

バスで空港へ

Аэроэкспрессに乗りたかったのだけれど、ちょうどいい時間の列車がなかったのでАвтобусで空港に向かいます。Автобусная остановка(Avtobusnaya ostanovka|バス停)はВокзал前にあります。

駅前バスターミナル

Аэропорт行きのАвтобусは107番。7時前から17時過ぎまで、ほぼ1時間に一本出ています。

バス時刻表

この黒いのがそう。運ちゃんに「乗るよ」と告げて席に座っていると、出発前に150ルーブル集金されます。自転車輪行しているおばちゃんがいたけど、いくら払うんだろう?

小さな空港バス

ほぼ満席状態なのでスーツケースなんかも別料金かもしれない。

直行便というわけではなくて途中乗り降りがあったりします。街を外れると馬を散歩させていたり牛が放牧されていたりと次第にのどかになってきます。

1時間半ぐらいかかると聞いていたのになぜか1時間でАэропортに到着。途中の高速道路で熱い走りを始めた時、隣に座っていた東洋人(日本人かな?)がカチャリとシートベルトを締めました。

アエロエクスプレスで空港へ

2018年のВладивостокの帰りにАэроэкспрессを使ってみました。

2度目のロシア、Транссибирская магистральХабаровскからВладивостокまで乗車した翌日、Аэроэкспрессに乗ってみました。

乗り場はТранссибирская магистральВокзалとは別の結構近代的な建物。こちらもセキュリティチェックを受けて入ります。

アエロエクスプレスの駅舎

アエロエクスプレスのセキュリティチェック

一日5往復ですね。表示は現地時間。

アエロエクスプレスの時刻表示

セキュリティゲート前に自動販売機もあるのだけれど、あえて窓口で買ってみました。このレシートみたいなのが切符。

アエロエクスプレス切符売り場

アエロエクスプレスの乗車券

乗車時刻が近づくと階下への入り口が解放されます。

アエロエクスプレスプラットホームへ

で、自動改札にQCコードをかざして入場。日本みたいにピッピっと軽快に行かないので、いまいち自動改札のありがたみがよくわからないけど。

アエロエクスプレスウラジオストク駅自動改札

Транссибирская магистральВокзалとは駅舎も違うのでプラットホームも違います。

アエロエクスプレスウラジオストク駅プラットホームアエロエクスプレス車内

Аэроэкспрессに乗ったら車内で検札。今回は指定を買いました。

Аэроэкспрессは空港専用線ではなくて、途中まではローカル線と共用です。そのうちの5本がАэропортまで延伸してるイメージ。

アエロエクスプレス空港駅プラットホーム

小一時間でАэропортに到着します。再びQRコードをかざして自動改札を抜け、空港ロビーに続く通路を進みます。

アエロエクスプレス空港駅自動改札

アエロエクスプレス空港駅連絡通

最後に空港ターミナルビルに入るための荷物検査待ちがあるのですが、脇の扉から外へ出て、正面入り口から入った方が速いと思う。

アエロエクスプレスの空港ターミナルビル入り口

まぁ、そんな急ぐ旅じゃないから待ちましたけどね。Аэроэкспресс、バスよりは高いけど楽だし速くて便利ですよ。

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