アサマスタークロスウォーク2017に参加してきた

しばらく間が空きましたが、久しぶりのウォーキングイベントに参加しました。今回は初めてのオーバーナイトウォーキング。今年は8月19日から20日の未明にかけて実施されました。

アサマスタークロスウォーク

このイベント、今年で13回目だそうです。長野県の小諸から浅間山を越えて群馬県の嬬恋村まで31km、標高差にして1300mを歩きます。しかも夜通し。

夏ですから昼間なんて歩けたもんじゃないですが、標高2000mの夏の夜は涼しいです。上り坂を長いこと歩くから、快適とは言い難いけれど。

具体的には小諸駅前を18時にスタートしてひたすら山を上り続けて17km先、標高2000mのアサマ2000パークを翌1時までに通過し、その後はひたすら下り続けて31km先の嬬恋村にある「つつじの湯」に翌5時までに到着するというもの。なかなかハードなイベントです。

ちなみにアサマ2000パークまでの17kmコースというのもあります。

なお、ウォーキングの際に不要な荷物はスタート時に預けておくと、ゴール地点まで運んでおいてもらえます。

18時、小諸駅前スタート

スタート地点は小諸駅前の小諸市大手門公園です。午後4時の受付を早々に済ませ、6時のスタートまでミニライブやら太鼓の演奏やらを聴きながらのんびりと過ごします。

小諸市大手門公園参加賞

今回、昼の2時頃小諸入りして遅めのランチを食べたんですが、みんな受付を済ませてから弁当とかおにぎりとか食べてますね。よく考えたらこの後夜通し歩くんだから、夕食を摂っておいたほうがよかったかもね。

今年から反射式のリストバンド装着義務が課せられて、スタート時にこれを受け取ってから歩き始めるとのこと。午後5時55分、特に混乱等もなく皆さん穏やかなスタートです。

ウォーキング開始

暫くはみんなで数珠繋ぎになりながら街なかを歩きます。商店街の皆さんや、市民の皆さんに見送られながら山へと入ってゆきます。

前半は給水ポイント多し

山に入る頃には陽も暮れてきました。今回初の夜間歩行ということで、前日に西友で仕入れたLEDヘッドライトを装着します。ちなみに電池は間違えて買った単三電池14本パック。

ヘッドライト

暫くは街灯の灯りがあったり参加者も近くを歩いていたりしたので、ライトなしでも平気ですが、後半はライト必須です。参加する人は必ず持参しましょうね。

まだまだ余裕をかましていた前半戦、給水ポイントでは水の他に漬物や野菜など振舞われていました。これ、すごく美味しい。

給水所の漬物給水所の漬物

前半はひたすら上り坂が続くせいか、17kmコースの参加者もいるからか、結構頻繁に給水ポイントが設定されています。たまにお茶も出たりしました。

さて、昼間は晴れていた浅間山ですが、夕方スタート時には黒い雲が低く立ち込めてきました。「これは降るか」と思った通り、9時前に雨が落ちてきました。前回の梓川桜ウォークでポンチョはイマイチということがわかっていたので、今回はバイクのレインウェアを持ってきました。

暫くは上だけ着ていましたが、本降りになってきたところでズボンも装着。これは正解!…ただしモノが古すぎて防水性能が落ちていたので沁みてきちゃいましたけど。でもポンチョだったらもっとずぶ濡れになって体も冷えて、もしかしたらリタイアしていたかも。それぐらい寒かったです。

このイベント、降らなくても上着は必須でしょうね。

22時30分、第1チェックポイント到着

結構な本降りの中、どうにか歩いて第1チェックポイントのアサマ2000パークに到着です。スタートから4時間半、17kmの道のりを歩いてきました。

ここでゼッケンの確認を受けてチェックポイント通過となります。

テントの下でありがたく豚汁とミニトマトをいただきます。

チェックポイントの豚汁

その後建物の中に入ってレインウェアを脱ぐと、Tシャツもチノパンもベタベタ。とりあえず上だけでも乾いたシャツに着替えます。一応汗をかいても冷えないドライシャツ。雨漏りにどれだけ有効かはわからないけれど。

30分ほど休憩して23時ちょうどにチェックポイントを出発です。

後半はダート

案内パンフレットにも書いてありましたが、後半からは未舗装路になります。ここからは下る一方なので、その点では楽なものの足元は不安定になりがちなので注意が必要。

加えて街灯もないのでほぼ暗闇の中を、17kmコースで人が減ったこともあって一人で歩く機会が増えます。重ねて言いますがヘッドライトは必須です。

コース上には所々ランタンが吊ってあって、道が間違っていないことを確認できます。また、全線通してオフィシャルカーが通行するので、途中で何かあったら拾ってもらえるとは思います。

そんな道で給水ポイントも3か所ほどに減り、漬物などもなく。。。ということで自前の行動食も持っておいたほうがいいですよ。

給水所行動食のカロリーメイト

行動食として水と飴とカロリーメイトを持って行きました。

2時15分、ゴール

後半14kmのほぼ3分の2が未舗装路でしたが、最後は舗装路に。そして最後の給水ポイントを通過したあたりで雲が切れ、なんと星空が見えてきました。

キャベツ畑の中の道でたくさんの星を見ました。

第1チェックポイントでリタイアしなくてよかった!次回参加することがあれば、三脚でも持って行こうかな。

そして出発から3時間と15分で見事ゴールイン!嬬恋村にある「つつじの湯」に到着です。ゼッケン番号を確認してもらい、完歩証と嬬恋のキャベツをひと玉いただきました。

その後預けていた荷物を受け取ってからお風呂に入って、着替えてさっぱりしたら祝杯ですよ。つまみはゴールで振る舞われた刻みキャベツ。

つつじの湯で祝杯

今回のウォーキングで夜間歩行の自信がつきましたよ。いよいよ最終目標の100kmウォーキングが射程圏内に入ってきた感じ。もう少し装備の調整をしたら挑戦してみましょう。

小諸駅へ移動

さて、「つつじの湯」は最寄りに駅もなく車がなければ移動できません。ということで最後は小諸までバスで送ってもらえます。

30分だか1時間だかおきに出発するそうなのですが、今回は天候が悪かったため終バスほど混みそうだということで、「つつじの湯」の休憩所で仮眠は断念。4時のバスに乗って小諸へ移動。途中は寝ていたので記憶がありません。

1時間ほどで小諸駅に到着し、さらに1時間ほど帰りのバスを待ってから帰宅しました。…ツェルトでも持って行ったら大手門公園でビバークできたろうか?

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