八丈島のフォルテに泊まった

2015年に八丈島に来たときはリゾートホテルに泊まりましたが、今回伊豆諸島ウオークin八丈島に参加するので利便性を考えて町なかに宿を取りました。Expediaで見つけたのは八丈島空港の南側、町役場至近のフォルテというお宿。

八丈島のパンフレットによるとゲストハウスになるらしいということは後で知りました。

広々、お気楽

町役場を出て八丈中央道路に出て東へ進み、島酒の碑の先にあります。と言ってもホテルは前面に出ておらず、ミュージックスクールの裏手にあります。夜のチェックインだと分かりにくいかも。

非常階段みたいなところに「フォルテ」の看板。

フォルテ入り口

建物の2階に3部屋だけある宿です。Expediaにはチェックインタイムが16時から18時までとありましたが、18時前に訪れてみるとフロントはもぬけの殻。

宿帳の脇に「部屋の中に鍵が刺さっているから記帳してから使ってね」と書いてある。どの部屋かな~?とドアを見るとウェルカムボードが貼ってありました。

緩いな~。でもこういうの、嫌いじゃないよ。

部屋にはベッドが三つ。バスタブはなくてシャワールームとトイレがひとつづつ。3人ぐらいでワイワイやると楽しそうな感じ。冷蔵庫がないけどね。

フォルテ客室

部屋のキーはチェックアウトまでは自己管理。宿の入口は24時間開放みたいでとても気楽。夜も自由に飲みに行けますよ。

朝ごはんを食べに行こう

八丈島にコンビニはない。…たぶん。そしてフォルテにも食事はない。

今回2泊しましたが、二日とも朝ごはんを外に食べに行きました。宿は西側の大賀郷と東側の三根の境目にあって、どちらのお店にもアクセス可能。

とはいえ島にはスタバもないしマックもない。調べた結果、三根にいくつか朝ごはんを食べられるお店を見つけました。

初日に行ったのは通(みち)というお店。八丈空港道路から脇道に入ったところにあります。基本居酒屋なんですが、なぜか朝もやってる。ワンコイン500円で定食が食べられます。

通、遠景通の入り口

つい鮭を頼んでしまったけれど、鯵とか秋刀魚もあったのでそっちにしたほうがよかったかも。あとは目玉焼き定食もあったかな。

ちょっと道に迷ったりしたので40分ほど掛かってしまったけど、普通に行けば徒歩20分か25分ほどで行けるはず。

二日目は藩というお店。八丈中央道路の護神交差点を南に折れたところにあります。ここは郷土料理のお店ですが、やはりなぜか朝もやってる。600円で焼き魚か卵料理の定食が食べられますが、セルフでいろんなおかずを自由に取れる。

繁、入り口繁の朝食

おでんとかもあって結構お腹いっぱいになりました。

ここなら徒歩20分で行けますよ。

古い情報だと底土港のブルーオーシャンで朝食が取れるとありますが、2018年12月時点では閉店しています。ただしブルーオーシャンの近くにある福来門というお店でモーニングが食べられるようです。ちょっと遠いけどね。

ブルーオーシャンは閉店福来門

あとは藩へ行く手前のブーランジェリーでパンを買って帰るという選択肢もあります。島にはコンビニがないけれど、ブーランジェリーは早朝から深夜まで営業しているので、スーパーが開いていない時間でも食糧調達ができるようです。

宝亭でランチ

前回訪れたときは藩の近くにある「あそこ寿司」で島寿司を食べましたが、今回は刺身にします。前夜、懇親会で島寿司食べたしね。

三根の神湊漁港近くにある宝亭は八丈島のパンフレットによると海鮮の店とある。途中の看板に割烹と書いてあったので一瞬ひるむけれど、町の食堂といった佇まい。奥には座敷があるようだけれど。

宝亭の看板宝亭のお刺身

一人前でも刺身を頼むと尾頭付き。さすがに身は一尾ではないけれどね。キンメとカンパチ、メダイの盛り合わせです。これに岩のりをアテにビール飲んじゃう。

大吉丸で飲む

島の夜は早い。日曜日とは言え20時を回ると車も少ないしそもそも歩いている人がいない。お店も20時には閉まっちゃうところが多い。

居酒屋大吉丸

というわけで大賀郷の大吉丸へ飲みに行きました。ここは結構大きな居酒屋で、20時を回っても団体客でにぎわっていました。食事のラストオーダーは21時、閉店は22時です。

島焼酎とお通し明日葉の炒め物

一人でふらりと入って行くとカウンターに通されました。5、6席あるカウンターを独り占めして島焼酎を飲みます。初めは麦焼酎の島の華。

くさやチーズ

続いてブレンド焼酎の黒潮。おつまみのくさやチーズ、おいしかったよ。

宿の近くにあるものは…

島酒の碑。

島酒の碑

八丈島は常に飢饉と隣り合わせだったので、米を潰して酒を造るのはご法度だったそうです。そこで流人の一人が故郷の芋焼酎を造って島の人に感謝されたということで作られた島酒の碑。

魚の碑

隣には魚の碑もある。肴じゃないよ。

さらに大賀郷側へ進むと八丈島郷土資料館。以前は別の場所にあったものが、建物が古くて耐震基準を満たさないということで今年の春に役場の脇に移転してきたもの。

以前に比べて展示スペースが激減したので資料は少ないものの、縄文人が住んでいたことや江戸以降の流人のこと、黄八丈のことなど、八丈島の歴史が勉強できる。

でも以前の建物、雰囲気も良かったし是非とも復活してほしいもの。

逆に三根側には造り酒屋の山田屋。

山田屋

懇親会で振る舞われた限定醸造の江戸酎を造っている。お店には焼酎だけじゃなくワインなども置いている町の酒屋といった感じ。

なぜかソフトクリームも売っていて、店内のイートインスペースで食べることもできるみたい。

塩ソフト、うまい

塩ソフト、おいしかった。

というわけで、なかなか良い立地のお宿でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です