中国旅行の準備

2019年の春に少し時間が取れたので、中国大陸の南京ㄋㄢˊㄐㄧㄥから台湾の金門島ㄐㄧㄣ ㄇㄣˊㄉㄠˇを巡る旅をしてきました。

プライベートで中国本土に乗り込むのは初めて。仕事で行ったのも15年も前のこと。最近の中国では現金が使えなくて不便と言うし、どうなるものかと心配していたのですが何とかなりました。

とりあえずそのあたりの準備状況と現地情報を一旦まとめておきます。まだ去年の夏のロシアや今年の春節の香港ネタも書けてないんだけど。

決済手段を確保する

近頃は日本でもキャッシュレス推進ということでスマホ決済が乱立していますが、中国はすでに現金が使えないという情報をあちこちで耳にします。そして我々外国人は支付宝ㄓ ㄈㄨˋㄅㄠˇ(Alipay)や微信支付ㄨㄟ ㄒㄧㄣˋㄓ ㄈㄨˋ(WeChat Pay)利用のハードルが高い。いろいろ苦労して使えるようになっても何かの拍子にダメになる。

ただまあ東莞ㄉㄨㄥ ㄍㄨㄢ赴任中の知人に聞くと普通に現金が使えているらしいので、ここは腹をくくっていつものように現金とクレジットカードで乗り切ることにしました。

とはいえクレジットカードは银聯卡ㄧㄣˊㄌㄧㄢˊㄎㄚˇ(ぎんれんかーど)を用意します。

今回選んだのはこちら!中国系旅行予約サイトのTrip.comが発行するTrip.comグローバルカード。2月26日に申し込んだら3月3日に届きました。発行まで一週間かからなかった。

Trip.comグローバルカード

現金の方はいつものようにセゾンカードでキャッシングします。今回は上海浦东国际机场ㄕㄤˋㄏㄞˇㄆㄨˇㄉㄨㄥ ㄍㄨㄛˊㄐㄧˋㄐㄧ ㄔㄤˊ出発ロビーと厦门ㄕㄚˋㄇㄣˊ梧村汽车站ㄨˊㄘㄨㄣ ㄑㄧˋㄔㄜ ㄓㄢˋ地下街のATMを利用しました。

なんと厦门の中国工商银行ㄓㄨㄥ ㄍㄨㄛˊㄎㄨㄥ ㄕㄤ ㄧㄣˊㄒㄧㄥˋATMは日本語にも対応していましたよ。

中国工商銀行ATMは日本語にも対応

上海空港は大きい割にATMが少なくて、その上動いていないものもあったのでちょっと焦りました。

上海浦東発展銀行はキャッシング不可中国銀行でキャッシング

到着ロビーにあった上海浦东发展银行ㄕㄤˋㄏㄞˇㄆㄨˇㄉㄨㄥ ㄈㄚ ㄓㄢˇㄧㄥˊㄒㄧㄥˋでは取り扱いができず、出発ロビーにある中国銀行ㄓㄨㄥ ㄍㄨㄛˊㄧㄣˊㄒㄧㄥˋATMでキャッシングしました。

現金は普通に使える

さて問題の現金ですが、結論からいうと普通に使えました。上海の地铁ㄉㄧˋㄊㄧㄝˇ券売機では高額紙幣が使えなかったものの、改札脇の有人カウンターで両替してもらえば問題ありません。厦门の地下鉄も同様。

食事も街の食堂から観光地の食堂まで問題なく使えるし、公園にあったキオスクでも現金払いOK。お釣りも貰える。

現金は普通に使えるしお釣りも貰える

観光施設の入場料も現金払いできました。ただやはり現金払いは一般的でないのか、南京の玄武湖公园ㄒㄩㄢˊㄨˇㄏㄨˊㄍㄨㄥ ㄩㄢˊにある玄武门ㄒㄩㄢˊㄨˇㄇㄣˊでは釣り札が切れてました。たまたま警備の人が細かいのを持っていたので両替してくれましたよ。

さすがに便利店ㄅㄧㄢˋㄌㄧˋㄉㄧㄢˋではQRコード決済が一般的でセルフレジになっているところもあるけれど、レジで待っていると店員さんが商品のバーコードを読み取って支付宝か?微信支付か?みたいな感じになるので、ここで現金を見せれば普通に現金決済対応してくれます。

コンビニはセルフレジになっている

唯一困ったのはコインランドリー。そもそもそういう文化がないのか、香港や台湾と違って自助洗衣房ㄗˋㄓㄨˋㄒㄧˇㄧ ㄈㄤˊそのものが少ない。

やっと見つけたコインランドリー

やっと見つけてもQRコード決済しか使えなくて全然コインじゃない。これだけは困りました。中国旅行では洗濯は手洗いを覚悟する必要があるかもしれません。

現金決済不可です

QRコードの下にe通卡とあるのは厦门ローカルの電子マネーらしい。

日本発行の銀聯カードが使えた

順番が前後しますが日本で作っていったTrip.comグローバルカード、事前に日本で試したときは使えなかったんですが中国本土では使えました。

使ったのは南京のバーと厦门のバー。

南京のバー厦門のバー

それから厦门のホテルで要求されたデポジット。ホテルのデポジットは中国の電話番号がない場合に要求されるっぽい。

厦門のホテル

というわけでTrip.comの銀聯カードは中国で使えますよ!使えますか?って聞くときは「可以用銀聯卡嗎ㄎㄜˇㄧˇㄩㄥˋㄧㄣˊㄌㄧㄢˊㄎㄚˇㄇㄚ˙?」と尋ねましょう。

中国の高速鉄道を日本から予約する

台湾の高鐵ㄍㄠ ㄊㄧㄝˇならふらりと窓口へ行って切符を買うところですが、初の大陸ですし宿も押さえているのでなんとしても上海から南京まで移動しなければなりません。直前に買って空きがなかったら困るし、窓口で中国語でやり取りするのも厳しいのでTrip.comで予め予約していきました。

上海虹橋駅の中国高速鉄道

Trip.comはホテルや飛行機だけでなく鉄道予約もできる旅行予約サイト。しかも中国系。ということで中国高铁の予約にはもってこい。このサイトでは普通にマスターカードが使えました。

もちろんホテルの予約も可能なので、中国本土での宿の手配はこれでOKです。

香港SIMで通信する

さて、中国のインターネットはGreat Firewallこと金盾工程ㄐㄧㄣ ㄉㄨㄣˋㄍㄨㄥ ㄔㄥˊで守られていて、GoogleやTwitter、Facebookなどへの接続ができません。

検索や地図は百度ㄅㄞˇㄉㄨˋを使うにしてもリアルタイムでTweetできないのは面白くないので、通信まわりはChina Unicom HKのSIMを用意しました。

8日間無制限(と言いつつ2GBを超えると制限をかけると書いてある)のものをAmazonで1,000円ほどで事前に手配しておきました。

China Unicomパッケージ

China Unicom SIM

Android、iPhone共にSIMを差し込むだけで特にAPNの設定は不要でしたが、モバイル通信設定でローミングをONにするのだけは忘れずに。そりゃそうだ。香港で使うんじゃないんだから。

China UnicomのAPN設定China UnicomのAPN設定

大体このくらい準備していけばどうにかなるでしょう!ただしビザなし滞在は15日以内だよ。

中国入国スタンプ

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